台湾3日目の朝を、素敵な台南のゲストハウスで迎えました。
相変わらず食欲なし、、
でも、昨日よりちょっと体が軽い気がする。
今日は午前中に街を歩いて、疲れたら一旦宿に戻ってお昼寝。
体調が回復したら、夕方からまた違う方面に歩いてみよう。
これがやっぱり、シニアひとり旅のいいところ。
自分の体の調子に合わせて、休むところはしっかり休む。
そして、気の向くままに行動する。
こんな体調の悪い時、一人だと心細い。
でも、もし友達と一緒だったら、せっかくの貴重な旅行の時間を台無しにしてしまって悪いなと思う
そして無理して頑張る。
そう考えると、やっぱり今の私にはひとり旅が合っているのかな。
朝の神農街散策 静かな街並み
まず、ガイドブックやネットで紹介されていて、素敵な雰囲気だなと思っていた「神農街」へ行ってみることにします。
お腹が空いたら何か食べよう。
水筒に水を入れて、喉のために飴玉も持って。外へ出ました。
午前中の台南の街。
ところどころに食堂があったり、大きめのカフェも見つけました。
「ここは、困った時のために覚えておこう」
なんて思いながら結構歩きます。
神農街に到着。
確かに素敵。
レトロな雰囲気で、歩いているだけでも楽しい。
でも……
ほとんどのお店が閉まっています

一通り通りを歩いて、じっくり見てみました。
誰もいないので、逆に独り占めした気分を味わいます。
でも、お店が開いていないのでは、すぐにやることがなくなりました。
そこで、ふと思いました。
「あ、そうか!」
私がネットで見ていた神農街の素敵な写真は、ちょうちんや街灯がついていました。
そうだ。
ここは夕方から夜がメインの場所なんだ。
(もっと早く気づくべき!)
台南の隠れ家カフェでひと休み
歩いていくうちに、だんだんときつくなってきました。
どこかお店に入って休みたい。。
そう思って探してみるのですが、なかなか適当なところが見つかりません。
ここまで来たのだからと、朝の市場を通り抜けてみる。かなりカオスな雰囲気。
生の魚や肉、独特な匂い、、、体調が悪いせいもあり、だんだん気分まで悪くなってきました。
そんな市場の中で、蒸しパンを作って売っているおばさんと目が合いました。
これは、お腹に優しそう。そして、おばさんも優しそう。
買っちゃおう。
私は日本語。おばさんは台湾語。
不思議となんとかなりました。
その後、Googleマップで口コミのいいカフェを探しました。
ここなら休めそう。と、向かってみると、
「こんな路地にあるの?」 「これ絶対間違ってる。。。」
と寂しげな路地に入っていきます。
すると……
ありました!
「杏源珈琲」
これまた、いいカフェを見つけました。



片言の英語と身振り手振りでやり取りしましたが、オーナーさんがとても親切。
店内も台湾らしいこぢんまりとした素敵な雰囲気。
ここでゆっくり休ませてもらって、少し体力が戻りました。
軽く午前中を歩くつもりだったのに、またまたハードな時間になってしまった。
とりあえず、一旦宿へ帰ろう。
買ってきた蒸しパンを1個食べて、ベッドに横になる。
ただ優しく包み込まれているように眠りました。
ゲストハウスの昼寝中に響く軍用機の爆音
すっかり眠っていたところ、突然、すごい飛行機の爆音で目が覚めました。
「すごく低空で飛んでいるなぁ……」
と思っていると、続けて何度も飛行機の音がします。
何が始まったの?
ちょっと恐ろしくなって、オーナーさんに連絡しました。
すると、
「近くに軍用の空港があるから、これは台南の日常です」
との返信。
ホッとしました。
なかなか感じることのない「異国での日常」です。
十分ゆっくりできたので、また出かけることにしました。
今度は午前中とは逆の方向へ。
「林百貨店」を目指します。
歴史ある「林百貨店」の屋上と館内散策
林百貨店(ハヤシ百貨店)は、1932年に日本統治時代の台南に開業した歴史ある百貨店です。
当時の建物が残され、今では台南の人気スポットになっています。
またGoogleマップを頼りに歩いていきます。
今度は分かりやすそう。
「ん? ここら辺のはずなんだけど……」
交差点のあたりを行ったり来たり。
一旦交差点を通り越して、横断歩道を渡ってみました。
すると、分かりました。
私、林百貨店の建物沿いを行ったり来たりしていたんです。
ちゃんとエントランスがありました。

中に入ると、エレベーターがありました。
このエレベーターは、開業当時、台南で唯一の近代的なエレベーターとして話題になったそうです。
まずは、これに乗って最上階へ。
そして屋上へ。
屋上がまたレトロでいい!
鳥居があったり、戦時の弾痕が残っていたりと歴史を感じる空間で、ネットで写真を見ていた風景を、今、自分が実際に見ている。
こういう瞬間が好きです。
屋上でしばらく台南の街並みを眺めました。
一人で、ゆっくり味わう時間。
その後は1階ずつ降りながら、館内を見て回ります。
百貨店らしい雑貨が並んでいて、見ているだけでも飽きません。
そして、ある鞄屋さんで、欲しかったデザインの小さめのデイパックを見つけ、
店員さんに尋ねると、台湾のブランドでした。
即決で購入しました。
あとは1階で、体に優しそうなお茶とのど飴をお土産に買いました。

いい気分で林百貨店を後にします。
夕方の台南の街を、のんびり歩きました。
台南最後の夜 体調に合わせてお寿司をテイクアウト
夕ご飯。
まだ本調子ではありません。
どうしても、台湾の食事を体が欲しない。
どうしようかな……と思って歩いていると、お寿司のテイクアウトのお店がありました。
完全に日本食のお店。
「これにしよ!」
迷わず買いました。

そして宿へ。
このゲストハウスにいること自体が、台南を感じさせてくれる。
ここに帰ってくると、じわりと癒される。
この宿に早く帰りたい、と思うほどでした。
宿に戻り、ゆっくりとお茶を入れて、ゆっくり夕ご飯を食べます。
明日は、この宿を離れます。
1階から3階までの細かな作りを眺めながら、今夜もこのレトロな家を独り占め。
なんだか贅沢な時間です。
昔、日本統治下だった頃の台南の人々は、ここでどんな暮らしをしていたんだろう。
そんなことを想像しながら、なぜか日々の営みに懐かしさを感じました。
DNAが感じるのかな。
そんなことを思いながら、台南最後の夜を過ごしました。

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