さて、台湾旅行も4日目。
明日の早朝便に備えて、台南から高雄へ移動します。
体調は本調子ではありませんが、旅の予定は待ってくれません。
台南の朝、鍵を入れる場所が分からない
朝はゆっくり起き、昨日テイクアウトした軽めの朝食をとってチェックアウト。
ドアを閉めて鍵を返そうとしたものの、指定された戻し場所が見当たりません。迷っていると、近所のおばちゃんが声をかけてくれ、身振り手振りで親切に場所を教えてくれました。
出発前に優しくしてもらったおかげで、気持ちがふっと軽くなりました。
体調も、少し大丈夫な気がしてきます。
台南駅まで歩く 一番の思い出
一昨日は、高鉄の台南駅からバスで市内へやってきました。今日は、台鉄の台南駅から高雄へ。
街並みを楽しみつつのんびり歩いて向かうことにしました。
途中で入れそうな食堂があれば、お粥でも食べてみたい。
カタツムリ横丁を歩いていると、一人のおじいさんとすれ違い笑顔で会釈。
そして通りに出たところで、私は、多分左だろうと思いながら歩き始めました。
念のためGoogleマップを確認します。
『ん?』 地図は私が思っていたのとは違う方向を指しています。
違う道へ出てみたり、また戻ったり。
ウロウロしていると、なんと先ほどのおじいさんと、また会いました。
私がニコッとすると、おじいさんもこちらを見てくれます。
そして、たぶん「どうしたの?」と尋ねてくれました。
私は、台南駅へ行きたいけれど、右か左か分からないことを、身振り手振りで伝えます。

すると、おじいさんは「ああ、分かった」という表情になりました。
そして、
「こっちに来なさい」
というように、歩き始めました。

わ、優しい……。
次の交差点まで連れて行ってくれました。
ここまで来れば、あとはGoogleマップを見ながら行けそうです。
「もう大丈夫ですよ。ありがとうございます」
そう伝えたのですが、おじいさんはニコニコしながら、さらに歩いていきます。
「いいよ、いいよ。健康のため」
そんな感じのことを言ってくれているようでした。
途中からGoogle翻訳も使いながら、少し会話ができました。
「日本から来ました」
「日本から来たの?林百貨店には行ったの?あそこは日本人が作ったデパートだよ」
「はい。昨日行きました!」
交差点に立つたび、私は「もう大丈夫」と言います。
それでも、おじいさんは最後まで一緒に歩いてくれました。
とうとうまっすぐ遠くに、台南駅が見えてきました。
おじいさんは、駅まで付き合ってくれたのです。
お茶をご馳走になる
駅を前にして、おじいさんはコンビニに入っていきます。
そして、私に
「コーヒー?お茶?」
どうやら、私に買ってくれるようです。
「いえいえ、私に買わせてください!」
そう言ったのですが、おじいさんは、「いいからいいから」と買ってくれました。
このままではいけないと思い、私もおじいさんにお茶を買います。
結局、お互いに飲み物を贈り合うことに。
最後に一緒に撮った写真には、とても優しく可愛らしい笑顔が写っていました。
この出来事が、今回の旅で一番の思い出です。
日本に帰ってから、写真を見せながら色んな友達に話しました。
話すたびに、みんな一緒に感動してくれます。
特急でうっかり大失敗!乗り過ごす
感謝を胸に、急いで特急の自強号に乗り込みました。
乗り心地の良さに安心し、おじいさんのことを思い出しながら、ぼんやりしていたのが運の尽き。

あれ、高雄駅はまだかな?
気がつくと高雄駅を通り過ぎていました!!
後から考えると、特急だったので、高雄までほとんど停車しなかったのです!
私はいくつか駅に止まると思っていたので、思った以上に早く着いていたことに気づきませんでした。
駅員さんに、降り損なってしまったことを伝えます。
まず追加料金を支払い、次の駅で改札を出る。その後、高雄までの切符を買い直して、戻るとのこと。

次の駅までも、特急なのでなかなか着きません。
ようやく降りた駅は、
「屏東(ピントン駅)」

この旅に出る前、私は屏東の本を読んで気になっていた場所でした。「これも何かの縁」。

一回でも、ちらっと来られてよかったとしよう!
と、また気を取り直し、改札を出て、自動券売機で高雄までの切符を買い直し、来た電車に乗り込みました。
もったいない出費にはなりましたが、これも経験だと言い聞かせます。
高雄でやっと台湾らしい料理
無事高雄駅に到着し、お腹が空いていることに気づきました。体調が良くなってきた証拠でしょうか。
そして、これまで台湾らしいものを、ほとんど食べていなかったことにも気づきます。
駅のフードコートで、写真付きの料理を見つけました。
写真を指差して注文してみました。


温かい麺料理です。台湾の味がしました。
とてもおいしい。
やっと台湾らしい料理が食べられたことに、満足しました。
ただ、麺を揚げているタイプだったようで、後から少し胃にもたれました。
それでも、食べたことに後悔はありません。
後から考えたら、台南で食べた薬膳料理以外に、台湾らしい食事は、この時の麺料理だけだったのです。
高雄空港近くのホテルへ
MRTで高雄空港へ移動し、徒歩圏内のホテルを目指します。
明朝7時の便で成田空港へ向かいます。
この時の私の心情は、
『もう、早く福岡に帰りたい』
でした。
詰め込みすぎの、今の私にはハードなルートです。
元気な私が組んだプランなので、今さら仕方ありません。
そして、ここでもホテルまでのルートが分かりにくかった。
一度空港の外に出てみたものの、どの道を通ればいいのか。
いったん空港に戻り、地下道を長く歩いて反対側の1番出口へ
そこは高雄公園で、そこからはGoogleマップ見ながらまっすぐ歩くとホテルに着きました。
出る場所を間違えると、かなりの時間と体力を使います。
もし、私が泊ったホテルを予約する方、事前に確認してから動くようにしてください。
特に、この日の私は体力をかなり消耗していました。
ホテルに着く頃には、また汗だくです。体調も、少し怪しくなってきました。
ホテルは、
高雄インターナショナルプラザ
(Kaohsiung International Plaza)



清潔感のあるホテルでした。
高雄空港から早朝便で出発する方には、特に便利なホテルです。
チェックインを済ませると、それだけで安心しました。
体力を回復させるため、ベッドに横になって仮眠をとります。
しばらく眠ると、少し復活しました。
最後の夜はコンビニ食
夕食は無理をせず、コンビニで、どん兵衛とクリームパン、そして水。

台湾に来ているのに、最後の夜の食事がどん兵衛。。。。
仕方ありません。
体調に合わせて無理をしないのも一人旅のコツです。
今回、台湾料理のおいしそうな匂いを受け付けることができなかったのです。
高雄駅で食べた麺料理は、とてもおいしかった。
少し胃にもたれたけれど、食べたことは後悔していません。
この旅で、台湾らしい食事を食べられたのは、あの麺料理だったのだから。
何度も迷い、失敗し、とても疲れた1日でした。
それでも、この旅で一番心に残ったのは、駅まで一緒に歩いてくれたおじいさんとの出会いです。
言葉が通じなくても、困っている私を放っておけず、最後まで一緒に歩いてくれて、飲み物まで買ってくれた。
旅の予定どおりには進まなかったからこそ得られた宝物です。
明日は朝7時の飛行機で成田へ。
無事に福岡へ帰るまで、もうひと頑張り。
早めに休みます。



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